界面活性剤ってなに?~界面活性剤の種類と特徴

界面活性剤

「界面活性剤」は生活の様々なところに使われ、耳にする言葉ですよね。

衣服用の洗濯洗剤や台所用洗剤、またシャンプーやコンディショナー・トリートメントにも「界面活性剤」が使われています。

しかし、いざ「界面活性剤」ってどんなもの?と聞かれると、きちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。

この記事では「界面活性剤」とはどういうものなのか、どういう種類があってそれぞれどんな特徴を持っているのかといった点についてご紹介したいと思います。

界面活性剤とは?

水と油を混ぜ合わせようとすると、通常は絶対に混ざり合うことはありません。
あなたも経験上、きっとご存知ですよね。

水分と油分という通常では混ざり合うことのないものを混ざるようにする働きを持つものを「界面活性剤」と呼んでいます。

これは界面活性剤の持つ特殊な構造のおかげ。

界面活性剤は1つの分子の中に、水になじみやすい「親水基」と呼ばれる部分と、油になじみやすい「親油基」または「疎水基」と呼ばれる2つの部分を
併せ持っています。

この構造によって、水とも油ともなじむ性質がもたらされるんですね。

界面活性剤の種類と特徴

界面活性剤の種類

界面活性剤は水に溶けた時にイオンになる「イオン性界面活性剤」とイオンにならない「非イオン性界面活性剤」に分けられます。

さらに「イオン性界面活性剤」はイオンの性質によって「陰イオン(アニオン)界面活性剤」、「陽イオン(カチオン)界面活性剤」、「両性界面活性剤」に分けられます。

陰イオン(アニオン)界面活性剤

水に溶けた時に親水基の部分が陰イオン(アニオン)になる界面活性剤。

泡立ちが良くて洗浄力が強いのが特徴です。
洗顔料やボディソープ、洗濯洗剤、シャンプーなどに使われています。

陽イオン(カチオン)界面活性剤

水に溶けた時に親水基の部分が陽イオン(カチオン)になる界面活性剤。

柔軟性や帯電防止性などがあり、衣服の柔軟剤やリンス・コンディショナーなどに使われています。

また殺菌効果もあるため、制汗剤などにも用いられます。

両性界面活性剤

水に溶けた時に親水基の部分がpHによって陰イオンや陽イオンになる界面活性剤。

刺激が少なくて肌にやさしいため、ベビーシャンプーや高級シャンプー、コンディショナーなどに使われています。

非イオン性界面活性剤

水に溶けた時に親水基の部分がイオン化しない界面活性剤。
他の界面活性剤と組み合わせて広く使われています。

シャンプーには陰イオン・コンディショナーには陽イオン

シャンプーに主に使われている界面活性剤は、洗浄力のある陰イオン(アニオン)界面活性剤です。

一方、コンディショナーに主に使われている界面活性剤は、柔軟作用や帯電防止作用がある陽イオン(カチオン)界面活性剤になります。